日本のケーキ屋さんやカフェでよく見かけるタルト。実はフランス発祥のお菓子なのをご存じでしょうか?今回はタルトの歴史や種類を交えながら、小さなサイズで気軽に食べやすい「リンゴの薄焼きタルト」についてご紹介します。
そもそもタルトとは?歴史や種類をおさらい
「タルト」は、フランスのパティスリーでは必ず見かけるスイーツ。日本でもフルーツタルトからエッグタルト、かぼちゃのタルトなど、さまざまな種類のタルトを見かけますね。そんな日本でもなじみの深いタルト、“生地”にいろいろな種類があるのはご存じでしたか?
3つのタルトの種類について紹介します。
「パートシュクレ」はフランス語で「甘い生地」という意味。その名の通り、砂糖の入った甘いタルトです。酸味の強いフルーツや、甘さを控えめにしたカスタードクリームがよく合います。
「パートブリゼ」のブリゼは、フランス語で「砕けた」「壊れた」という意味。砂糖が入っていないのでキッシュなどのお惣菜系のタルトに使われます。
そして、「パートサブレ」のサブレは、フランス語で「砂のような」という意味があります。他のタルト生地と比べるとバターの量が多いため、バターの香りやサクサクとしたタルトの食感を楽しみたいときにぴったりです。
語源の由来は、古代ローマの「トールタ」というお菓子が「タルト」になったとされ、ジャムやクリームを器にのせて食べやすくするために誕生したといわれています。
また、ヨーロッパではアップルパイもリンゴのタルトと呼ばれることも多いのだそうです。
フランス産にこだわって作られたPicard「リンゴの薄焼きタルト」
※予告なく商品の仕様やパッケージが変更となる場合がございます。
Picardの「リンゴの薄焼きタルト」は、薄切りリンゴの下に発酵バターを使った香り豊かなパイ生地をしき、シナモンで風味づけして焼き上げたリンゴのタルトです。リンゴ、小麦粉、バターなどの原料はフランス産にこだわって作られているのがポイントです。
こちらのタルトは、デザートフォークと同じくらいのタルトが2つ入りでセットになっています。薄くて小さいので、気軽に食べやすいのが魅力的。それぞれがプラスチック容器で分けられているので、好きな量を食べることができます。
さっそくいただいてみましょう。天板にクッキングシートを敷き、タルトをのせ、180℃に温めたオーブンの中段で約15分焼きます。調理前の事前解凍は不要で、すぐに調理に取り掛かることができます。オーブンから取り出し、5分ほど冷ましてからいただくのがおすすめです。
発酵バターが使われたタルト生地とリンゴの酸味がマッチ!
こんがりと焼き上げられたタルトは、見た目にも食欲をそそられます。また、オーブンで焼いている間は、リンゴの甘酸っぱい香りが部屋いっぱいに広がり、焼き上がりを待っている時間も愛おしく感じました。
薄くスライスされ、しっとりと焼き上げられたリンゴの下には、カットするとホロホロに崩れてしまうほど繊細なタルト生地が敷かれています。
口へ運ぶと、タルト生地に含まれる発酵バターの芳醇な香りとリンゴの酸味がベストマッチ。タルト生地のサクサク感、リンゴのしっとりとした食感のハーモニーも見事です。
夢中で食べていたら、1枚ペロリと食べ切ってしまいました。
追いバターとシナモンでより濃厚な味わいに
追いバターとシナモンを加えれば、より濃厚な味わいに。シナモンの鼻に抜けるスパイシーな香りと、バターのコクでよりリッチな一品に。
このほか、生クリームを添えたり、はちみつをかけるアレンジもオススメ。薄く焼き上げられているので、アレンジ次第でより濃厚な味を楽しめます。これが気軽にできるのも、2つ入りのタルトならではですね。
Picardの「リンゴの薄焼きタルト」は、サクサク、ホロッと崩れる繊細なタルト生地と甘酸っぱいりんごの組み合わせが絶妙なタルトです。食べきりサイズなので、自分を甘やかしたい日に独り占めして食べてみると、贅沢な気分に浸れますよ♪