今すぐ食べたい♡ フランスを代表する絶品スイーツ

今すぐ食べたい♡ フランスを代表する絶品スイーツ

マカロン、エクレア、カヌレにフィナンシェ…フランスは、日本でも定番人気となるスイーツが豊富な国。事実、フランスでは日本のコンビニのように街を歩けばパティスリーが点在するそうです。今回は、知ればもっと好きになる、フランス発祥のお菓子のルーツを読み解いてみましょう。

フランスが「スイーツ大国」と言われるのはなぜ?

なぜ、ここまでフランスが「スイーツ大国」と言われるようになったのでしょう? 一つは、修道院で作られたお菓子が一般のフランス菓子として普及されたといわれています。家庭ではオーブンを持てなかった時代に、オーブンを持っていた宗教施設で作ったフランス菓子が普及したこと。現代でも大人気の「カヌレ」は修道院で作られたお菓子と言われています。

また、王室同士の結婚などによって他の国のスイーツが持ち込まれ、フランス菓子として定着化したものも。マカロンも、イタリアからが持ち込まれ、フランスでもっと美味しくアレンジされたと言われています。外国から入ってきたスイーツが、フランスで美味しく変化を遂げたこととして認められるのも、文化と歴史に裏付けされたフランス地方の伝統菓子がベースとなっているからなのでしょう。

チョコやフルーツなど季節ごとに違う、色とりどりなスイーツたち

フランスのスイーツは季節やキリスト教のイベントにも密接に関係しています。クリスマスに、キリスト生誕を祝って食べるビュッシュドノエルは皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。年明けには、陶器の人形を入れたガレットデロワを、また、2月2日のマリア様のお清めの日にはクレープをいただきます。
また、その季節ならではの旬のフルーツを使ったタルトも必見です。フルーツがたくさん収穫される6月は、いちごやラズベリーといったみずみずしいベリー系を使ったタルトが格別に美味しい!

日本文化も、お祝い事や季節に応じて食べる料理がありますが、フランスでは、スイーツにフォーカスしたイベントが特に多いようです。

手土産にも最適 フランスを代表する人気スイーツ・3選

1)エクレア たっぷりなクリームと口当たりの軽いシュー生地が上品

幅広い世代から愛されるエクレア。そもそも「エクレア」という名前は、フランス語の「エクレール=稲妻」を意味します。諸説ありますが、中のクリームが飛び出さないように稲妻のように急いで食べなければならないから、というのが由来なのだそうです。

また、エクレアは端から食べ進めるのが一般的かと思いますが、本場フランスでは、上下さかさまにしていただくのが美味しいと言われています。こうするとエクレアの上にかかっているチョコレートの甘みや苦みがダイレクトに舌に乗るので、美味しさに深みが増すのです!今度エクレアを食べるときは、チョコレート部分を下にひっくり返して召し上がってみてください。

2)フルーツタルト みずみずしいフルーツたっぷりで目にも鮮やか

フルーツタルトは、季節によって旬のフルーツをタルト生地に乗せて楽しみます。いちごやさくらんぼ、ラズベリー、ブルーベリーなど日本で知られているベリー類のほか、フランスの地方によって乗せるフルーツが違うことも特徴です。アルザス地方ではセロリのような食感で酸味のあるルバーブをジャムにして、ロレーヌ地方では、ミラベル(西洋すもも)のコンフィチュールを…という風に、その地方のマルシェで多く見かけるフルーツをふんだんに使ったその地方ならではのフルーツタルトがパティスリーに並びます。

3)カヌレ モチっと食感がクセになる!ラム酒の深い味わい

カヌレは、ラム酒が効いた大人の味。正式名称はフランス語で「カヌレ・ド・ボルドー」。この名前は、フランスのボルドー女子修道院で、古くから作られていたお菓子だと言われたことがルーツです。世界屈指のワインの産地ボルドー地方では、ワイン作りの過程で、ワインの中の沈殿物を取り除くために卵白を使います。その際、余った卵黄で「カヌレ」を作ったという、フランス人の知恵が詰まったお菓子でもあるのです。

毎日のおやつや、ちょっとした自分へのご褒美、お土産など様々なシーンで愛されるフランスのスイーツたち。みんなが知っているフランス菓子の知られざる歴史やちょっとした小ネタを知れば、フランススイーツに愛着を感じ、もっと好きになることでしょう。


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